職種は豊富!ドライバーの種類の条件を決める

旅客ドライバーの職種

ドライバーには、旅客を乗せる仕事と、荷物を配送する仕事があります。車には小型、中型、大型があり、運転するのに必要な免許はそれぞれ異なります。旅客を乗せる仕事にも、タクシーや路線バスのように、運賃をもらって不特定多数の旅客を乗せる職種と、会社の役員の専属ドライバーや介護施設の送迎バスのドライバーなど、特定の人だけを乗せる職種があります。

タクシーやバスのドライバーになるには二種免許が必要で、大型バスを運転する場合は大型自動車の二種免許を取得しなければなりません。一方、専属ドライバーや送迎バスのドライバーは、普通自動車免許だけで乗車できるうえ、決まったエリアを運行することが一般的なので、地理に詳しくなくても運転できるのが利点です。

配送ドライバーの職種

荷物を配送するドライバーには、近距離、中距離、長距離の3職種があります。普通自動車免許で運転できる小型トラックは、主として日帰りができる範囲での配送に使用されますが、長距離ドライバーは片道500キロ以上を配送し、大型自動車免許が必要な大型トラックを使用するのが一般的です。

近距離ドライバーの勤務時間は基本的には規則正しく、家庭と仕事の両立がしやすいため、女性や中高年でも働きやすい仕事だといえます。一方、長距離ドライバーは、高速道路が空いている夜中に運転したり、サービスエリアに停めて車中で仮眠をとったりするなど、勤務時間は不規則で、体力が必要とされますが、その分、給料水準は高い傾向にあります。どんな働き方をしたいかによっても、ドライバーの職種を選ぶことをおすすめします。

普通自動車免許しかなくても、ドライバーの募集に応募できることがあります。多くのタクシー会社には支援制度がありますので、入社後の研修中に二種免許を取得することが可能です。